純銀製の杯買取りました
2020年 01月 16日
純銀製の杯買取りました…今回の出張買取では骨董品の他にも軍隊に行かれたご先祖の記念品を沢山買取りました。そのなかには「純銀製」の杯や勲章もありました。特に杯は「925」とは刻印は無く「純銀製」とありました。重さも500g近くあり、これだけでも貴重な銀杯です。
この銀器は「兵隊盃」と呼ばれるもので除隊した記念に配ったとされるものです。
歴史は日露戦争、日清戦争ぐらいから始まったようですね。銀杯の種類は他にも日本国憲法下の日本においては、褒章条例(明治14年太政官布告第63号)に基づき、一定の功績のあった個人(遺族)又は団体に国から授与されるようです。内容は下記に記述致します。
位階- 故人に追賜
勲章 - おおむね70歳以上の生存者に叙授、又は故人に追賜
褒賞 - 褒章・褒状・賞杯の総称、生存者に授与- 褒章に代わるものとして、故人の遺族、又は団体に授与
賞杯 - 勲章に代わるものとして又は勲章と共に授与されるものとしては個人(生存者、故人とも)に、褒章に代わるもの又は褒章と共に授与されるものとしては生存者、故人の遺族、又は団体に授与
とあります。
内閣は、勲章や褒章に代えて、あるいは勲章や褒章に併せて、勲功のあった者に対して賞杯を授与します。賞杯は、既に勲功相当の勲章・褒章が与えられているときにさらに顕彰すべき事由が生じた場合や、高位の宗教家など叙勲には適しない者の功績を顕彰する場合などに用いられます。
褒章条例に基づく賞杯の種類は、金杯・銀杯・木杯の3種類とされている。賞杯には、勲章に代えてあるいは勲章と共に授与される場合は菊紋が刻まれ、褒章に代えてあるいは褒章と共に授与される場合は桐紋が刻まれます。授与の理由となった勲功の大きさにより、銀製、木製(朱塗り)の別があり、さらに三つ重ね一組台付、三つ重ね一組、単杯(一個)の別があるようです。
by kotetsu3247
| 2020-01-16 17:43