薩摩焼買取りました
2020年 04月 08日
■薩摩焼の香炉買取りました…骨董品買取では福岡を中心に査定を毎日させて頂いていますが今回は福岡市内の南区で出張買取を行いました。訪問したお宅はマンションの一室でお父様が趣味で集められた骨董品が多数ありました。この薩摩焼も収集品の一部ですがとても綺麗で豪華な香炉でした。
薩摩焼の歴史は、文禄・慶長の役(1529~1598)、別名「やきもの戦争」で朝鮮出兵した薩摩藩17代藩主島津義弘が80人以上の朝鮮人陶工を連れ帰ったことに始まります。
串木野、市来に上陸した陶工・朴平意(ぼくへいい)や金海(きんかい)らは藩内各地に窯を開きました。各窯場では立地条件や陶工のスタイルによって異なる種類のやきものが焼かれ、それぞれ多様な展開をすることとなります。後にそれらの窯は苗代川系、竪野系、龍門司系、西餅田系、磁器系の平佐焼の5系統に分けられ、これら全てを薩摩焼と呼びます。現在も残るのは苗代川系、龍門司系、竪野系の3窯場です。
薩摩焼には白もんと黒もんがあります。白もんとはいわゆる白薩摩という陶器です。日置市の旧東市来町の美山にある苗代川窯で焼かれていました。藩主向けの御用窯で、金、赤、緑、紫、黄など秀麗、美麗な絵付が特徴の色絵錦手です。元々、苗代川焼と呼ばれていた物で、薩摩焼とは名称が違っていました。黒もんはいわゆる黒薩摩です。白さつまとは対照的で、大衆が使用する日曜雑器として焼かれていました。使用されている土には鉄分が豊富に含まれています。その為、黒くなるのが特徴でしょう。他にも黒ヂョカと呼ばれる土瓶があります。焼酎を飲む時に使用される素朴な趣の陶器です。他にも、京薩摩や、横浜薩摩があります。幕末から明治初期の京都で、欧米への輸出用に焼かれていました。そんな薩摩焼ですが高く売れるものにはやはり状態や共箱付属などが挙げられます。他にも作家物や沈壽官窯のものが高い評価絵を得ています。骨董品買取の福岡玄燈舎では薩摩焼などの工芸品を買取致します。
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by kotetsu3247
| 2020-04-08 08:30